牛木素吉郎のビバ!スポーツ時評

ワールドカップ12大会取材のサッカージャーナリストのブログ

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

男子U-23、初戦チャレンジの成功

ロンドン五輪テレビ観戦記(2) 男子D組 日本 1-0 スペイン (7月26日 グラスゴー:NHK総合) ★優勝候補スペインを破る ロンドン・オリンピック、サッカー男子の初戦は日本が優勝候補のスペインを破る金星だった。 「グラスゴーの奇蹟」と呼びたい…

「なでしこ」初戦、理想の先制点

ロンドン五輪テレビ観戦記(1) 女子F組 日本 2-1 カナダ (7月24日 コベントリー:NHK-BS) ★「遊び心」のゴール 「なでしこJapan」は、ロンドン・オリンピックのトップバッターだった。開会式の3日前にサッカー競技の女子が始まり、日本…

ロンドン五輪、行かざるの記

テレビ観戦に徹しよう。 記者登録には問題も。 ★年齢相応、無理は慎む このところ「ロンドン・オリンピックを見に行かないんですか?」とよく聞かれる。 前の年に女子ワールドカップを初めて見に行ったら、思いもかけず「なでしこJapan」が優勝した。「…

1970~80年代の日本サッカー

日本サッカー史研究会7月例会 (7月23日 東中野テラハウス) ★中野登美雄さんに聞く 日本サッカー史研究会の7月例会で、元日本サッカー協会事務局長の中野登美雄さんのお話を聞いた。 中野さんは大学を出たあと5年間、会社に勤めたが、日本サッカーリー…

オリンピック直前の準備試合

男子 日本 1対0 ベラルーシ(7月18日 ノッティンガム) 日本 2対1 メキシコ(7月20日 ノッティンガム) 女子 日本 0対2 フランス(7月19日 パリ) ★結果に意味はない ロンドン・オリンピックの直前に、日本代表チームは男女とも欧州で国際親善試合…

ロンドン五輪サッカー予想

男子はベスト8を期待 女子のベスト4は有力 (7月20日 ビバ!サッカー月例会) ★小澤一郎さんの丁寧な分析 ビバ!サッカーの7月例会では、直前に迫ったロンドン・オリンピックの「サッカー展望」をテーマにした。 男子については小澤一郎さんにゲストとし…

新聞報道の移り変わり

オリンピックとメディア(下) (スポーツ・メディア論断章) ★元選手を解説に起用 ロンドン・オリンピック2012を前に朝日新聞が、ページ全面を使って「報道体制」についての記事を出した。 主要な競技について、それぞれ元有名選手を解説者として依頼し、現…

テレビ・カラー中継のはじまり

オリンピックとメディア(中) (スポーツ・メディア論断章) ★東京五輪のバレーボール中継 最近公開された映画のなかに、次のような場面があったらしい。ぼく自身は、その映画を見ていない。新聞の記事で読んだ話である。 1964年の東京オリンピックのときに…

ラジオが伝えた「前畑がんばれ」

オリンピックとメディア(上) (スポーツ・メディア論断章) 1993年から2006年まで関西の大学に勤めていた。その間に本務校の兵庫大学のほかに、関西大学、龍谷大学、和歌山大学などで「スポーツとメディア」についての講義をした。新聞社での長年のスポー…

川淵三郎の業績評価

「百年構想」の路線を敷く ★満塁本塁打の強打力 まず、お詫びして訂正をさせていただきたい。 7月5日掲載の「サッカー協会の新体制(7)」の中で「川淵三郎元会長が強打力で大量点をあげた」と書いたのは勘違いだった。川淵が豪腕をふるって成果を挙げた…

関塚U-23のコンセプト

ロンドン五輪壮行試合 キリンチャレンジカップ2012 男子U-23 日本 1-1 ニュージーランド (7月11日 国立競技場 第2試合) ★「後ろで回す」ことへの評価 ロンドン・オリンピック男子壮行試合は、ニュージーランドと1対1の引き分けだった。 結果が重…

「なでしこ」のカギは澤の復調

ロンドン五輪壮行試合 キリンンチャレンジカップ2012 女子 日本 3-0 オーストラリア (7月11日 国立競技場 第1試合) ★攻めの組み立ては的確 「メダル獲得へのカギは、やっぱり澤穂希だな」 ロンドン・オリンピックへの壮行試合。なでしこJAPANの…

ゴールの判定に機械導入

国際FA評議会(IFAB)特別会合 (7月5日 チューリヒ) ◇サッカーよ! お前もか! ボールがクロスバーに当たって真下に落ちる。地面に跳ね返ってピッチ内に出る。ゴールか、ノ―ゴールか? 1966年ワールドカップ決勝の場面がよく知られているが、その…

学校スポーツの曲がり角

高校野球の連合チーム容認 (7月7日~7月29日 東京大会) ◇少子化の影響 夏の甲子園2012の予選、高校野球東京大会の出場は265チームだった。しかし参加した高校は実は267校である。チーム数が学校数より少ないのは2校合同で参加したチームが2つあったか…

「スペインの時代」を歴史に

ユーロ2012の意味したもの 6月8日~7月1日 ウクライナ、ポーランド 決勝 スペイン4対0イタリア(キエフ) ◇「ブラジルの時代」との比較 サッカーの欧州選手権「EURO2012」でスペインが2連覇を決めたあと、外電がペレとのインタビューを伝えていた。 …

Jリーグ発足20年

小倉純二前会長の功績補遺 (日本サッカー狂会会報149号) ★23年前の中日の特ダネ 日本サッカー狂会の会報「FOOTBALL」の149号(2012年7月)が送られてきた。 「協会」ではない。「狂会」である。サッカー和尚で知られる愛知県の鈴木良韶さんを中心に運営さ…

サッカー協会の新体制(7)

小倉純二前会長の功績 日本サッカー協会評議員会 (6月24日 JFAハウス) ★みごとな適時打を放つ 日本サッカー協会が大仁新体制に移行するのに当たって、小倉純二前会長の業績を評価しておくべきだろう。 歴史的な評価は今後、何十年もたってから定まるも…

サッカー協会の新体制(6)

専務理事の役割は何か? 日本サッカー協会評議員会 (6月24日 JFAハウス) ★田中事務局長が昇格 小倉体制のもとで専務理事を兼ねていた田嶋副会長が専務理事をやめて国際担当に専念することになった。専務理事の後任には田中道博事務局長が昇格した。 新…

サッカー協会の新体制(5)

田嶋副会長の国際担当 日本サッカー協会評議員会 (6月24日 JFAハウス) ★将来のための選択 専務理事兼任だった田嶋幸三副会長は専務理事をやめた。国内の担当を離れて国際問題担当に専念するのだという。 これは賢明な選択かもしれない。 第一に、これ…

サッカー協会の新体制(4)

川淵元会長の影響力 日本サッカー協会評議員会 (6月24日 JFAハウス) ★「ダイニ」会長発言 日本サッカー協会の大仁邦弥新会長が、就任記者会見でジョークを飛ばした。「私は第2(ダイニ)会長です。ほかに第1会長がいるのでは……」 自分の名前の大仁(…